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サウンドクラウド、音のベルリンの壁

その形と音を波形で再現することによって作られた、ベルリンの壁の視覚的・聴覚的記念碑。

電子音楽のためのソーシャル・オーディオ・プラットフォームとして世界をリードするサウンドクラウドは、ベルリンの壁崩壊25周年を記憶にとどめたいと考えました。なぜなら、サウンドクラウドの本社は昔ベルリンの壁が存在した場所にあるからです。その目的は、壁崩壊後に生まれた世代の若者たちに、ベルリンの壁が存在した数十年の間の悲劇的な出来事を体験する機会を与えることでした。「音のベルリンの壁」と名付けられたこの作品は、単なるオーディオトラックではなく、聴く人に予想外の体験を与えるトロイの木馬でした。それは電子音楽ではなく、ベルリンの壁の聴覚的な再構築でした。その音声には、当時の政治的プロパガンダ、国境警備員の声、そして自動小銃の乱射音が含まれ、それらを超低周波で埋め込むことによって不安感を作り出しています。音楽を音波の形で見せるのはサウンドクラウドの典型的なやり方ですが、音波を壁自体が建築的に反映されたものとして見せるのは、あまり典型的なこととは言えません。その中心的なアイデアは、音声を使ってオーディオトラックを作り出し、その形にベルリンの壁とその歴史を正確に映し出すことでした。オーディオファイルの長さである7分32秒は、155キロの壁を音が進むのにかかる正確な時間です。また、「音のベルリンの壁」のタイムラインには、ベルリンの壁で犠牲になった107人の肖像写真をデジタルにタグ付けしました。